女として生まれて・その人生観 座右の銘13

人間もときどき地球をはなれて火星に転地旅行でもすることができるようになったら、今より地球のことも客観的に考えられて、人類がもっとリコウになりはしないかしら、なんて考える。野上弥生子

 

フンドーキン醤油の創業家に生まれる。14歳の時に上京し、明治女学校に入学。夏目漱石門下の野上豊一郎と結婚する。『ホトトギス』に『縁』を掲載して作家デビュー。以来、死去するまで現役の作家として活躍する。法政大学女子高等学校名誉校長も務め、「女性である前にまず人間であれ」の言を残す。